普段は全く歯が痛まないのに、咬むと痛い!ご飯を食べるときだけ痛みを感じる。
そんな時の治療法・対処法をお教え致します。
案外、歯を削らずに、簡単な処置だけで痛みが解消するケースもたくさんあります。
1、歯の簡単な咬み合わせの調整だけで解決するケース
歯の微妙な咬み合わせの変化が原因で、歯と顎骨の間に存在する歯根膜という組織だけが、
軽い炎症を起こしている状態です。
この状態の場合、歯のごく一部に強い力がかかっていることが多いですので、
そのごく一部分を調整するだけで一気に痛みが解消してしまいます。
治療時間は5~10分程度で、もちろん治療時の痛みもありません。
2、投薬治療のみで解消するケース
既述の、歯根膜の炎症が噛み合わせの調整だけでは収束しない状態です。
この場合、噛み合わせの調整に加えて、抗生剤や鎮痛剤を処方し、服用していただきます。
投薬期間は3日程度。
この薬の服用だけで痛みが解消するケースも多くみられます。
3、歯の根っこの治療で解消するケース
上記の2つの治療で痛みが改善しない場合は、歯根膜の炎症が強く、
更に根っこの中で膿がたまっている可能性が高いです。
根っこの中に膿がたまっていると、激烈な痛みを引き起こしますので、
その膿を体外に排出する必要があります。
このケースのみ、歯を大きく削ったり、かぶせ物を外す必要が生じます。
削る際も、必ずしっかり麻酔を効かせてから治療しますので、施術時の痛みはありません。
以上述べたように、咬んだら歯が痛む場合も、治療のパターンは様々ですので、
痛みが強くなる前に、一度歯科でご相談下さい。
歯を削らずに治せるケースも多々あり!です。