治療は終わってからが本当のスタート
ナカイデンタルオフィスでは、すべての治療が終わった後「終了カウンセリング」を実施します。来院者から治療やサービスに対して意見や要望、疑問などを聞くことができる貴重な時間です。
歯と口の健康は「悪いところを治したら終わり」ではありません。治療が終わってからが本当のスタートです。せっかく治療をしても、今までと同じような生活やケアであれば再発する可能性があります。
治療後も長く健康な状態を維持してもらうためには、適切なホームケアを継続しつつ、定期的にメンテナンスを受けることが不可欠です。今後を見据えた最適なプランを提案するのも、終了カウンセリングの重要な役割です。
厳しい意見は歯科医院にとって「宝物」
受診者から「満足した」と評価してもらえるのは嬉しいものです。もっと良い治療をしようという気持ちになって、モチベーションアップにつながります。
しかし、それ以上にありがたいのはクレームです。悪いところや改善すべきところは、自分たちではなかなか気づくことができません。業務改革のためには、実際に治療を受けた方からの客観的な意見が必要です。
こちらは当たり前と思うことでも、受診者にとってはそうではない場合もあります。双方のコミュニケーションのズレが、不満や不信感につながることも少なくありません。
しかし、治療中は口を開けているし、心の中で思っていることがあっても、言い出すチャンスがないのが実情でしょう。
来院者の声は、私たちの治療やサービスを向上するうえで、かけがえのない宝物です。終了カウンセリングでは、疑問点や気づいたこと、不平不満など遠慮なくおっしゃってください。もっとも怖いのは、不満があっても何も言わずに黙って立ち去られることです。
カウンセリングで寄せられた意見を真摯に受け止めて、今後の改善につなげます。