歯間ブラシのサイズと種類
ドラッグストアや歯科医院で目にする「歯間ブラシ」には、さまざまな形状やサイズがあります。
サイズは主に、最小通過系が0.8mmの最も小さなSSSから、SS、S、M、Lの5つです。
歯茎の状態や使いたい部分に合わせて選びましょう。初めての方は小さめのSSSサイズがおすすめです。
また、先端がまっすぐに伸びた「ストレート」タイプや指を折り曲げたような形の「カーブ」タイプ、ワイヤーを曲げずにあらゆる歯間にフィットする「アングル」タイプとブラシの形状もさまざまです。
使い方
歯と歯のすき間に垂直に入れるようにしましょう。角度を付けたり、強引に入れてしまうと、歯茎を傷つけてしまいます。ゴシゴシ動かさずに、優しくこすってください。回数は5往復程度で十分です。
棒状のブラシを歯と歯のすき間に出し入れするだけなので、デンタルフロスに比べて操作が簡単なのが最大の魅力です。
歯間ブラシとデンタルフロスの違い
歯ブラシでは届きにくい歯と歯のすき間に届く「歯間ブラシ」と「デンタルフロス」。一般的に同じ役割を持つと思われがちですが、実はそれぞれ異なる特徴を持っています。
「デンタルフロス」は主に歯と歯のすき間の歯垢をとる虫歯予防のため、(詳しくは【デンタルフロスは虫歯予防の救世主!】参照)一方、「歯間ブラシ」は歯と歯肉の間をきれいにする歯周病予防のための道具です。
目的に応じて使い分けることが必要です。
自分に合った歯間ブラシで汚れを除去
歯と歯のすき間の大きさは部分ごとに異なり、また個人差があります。歯間ブラシが大きすぎると歯茎を傷つける可能性があり、逆に小さすぎると歯垢を効率よく除去できません。
どうしても歯間ブラシが入らない場合は細い糸のデンタルフロスを併用するのもひとつの選択肢です。
歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ。それぞれの特徴を理解して、目的と歯の状態に合った道具を探しましょう。