歯ぎしりは、脳の興奮が原因
歯ぎしりは、眠りの浅い時間帯(ノンレム睡眠)に起こっています。
要するに、眠りを浅くしている原因を取り除き、良質な睡眠を確保すれば、
脳の興奮する時間が減少して歯ぎしりは起こりにくくなります。
1.禁煙すると歯ぎしりが減る
タバコに含まれているニコチンは神経を興奮させ、しかも脳を覚醒する作用があります。
これにより、良質な睡眠を妨げて浅い眠りになります。
しかしながら、ニコチンは中毒作用がありますので、なかなかタバコをやめることは難しいです。
眠りが浅く歯ぎしりが気になっていて、しかも喫煙者の方は、是非早期に禁煙外来等でニコチンの
量を減らすようにしてください。
また、タバコは確実に歯周病を悪化させる原因になりますので、歯医者さんでも必ずチェックを
受けて下さい。
2.飲酒・カフェインを控えると、歯ぎしりが減る
アルコールは飲酒して3時間ほどで、交感神経を刺激する物質になります。
結果、これも良質な睡眠を妨げて、浅い眠りになります。
カフェインは皆さんご存知なように、眠気防止の働きがあり、
興奮作用があるため、同様に浅い眠りにあります。
また、カフェインは利尿作用も促すので、夜中にトイレに行く原因にもなります。
寝る前のアルコールやコーヒーや紅茶などのカフェインの摂取も、なるべく控えて、
良質な睡眠を確保しましょう。
3.ストレスを減らすと、歯ぎしりが減る
生活環境が変わる春に、実は歯ぎしりが増加します。
歯ぎしりの原因の一つに、ストレスがあげられます。
入学・就職・転職・引っ越しなどにより生活環境が変わり、ストレスが加わることにより
歯ぎしりは誘発されやすいです。
ストレスや不安があると、なかなか寝付けなくなり良質な睡眠の確保が難しくなります。
生活環境が変わったタイミングで、逆にスポーツ・運動・新しい趣味などを始めて、
ストレスや不安をため込まないようにして、エネルギーを発散するようにしましょう。