前歯に隙間があって気になります。
前歯に隙間が出来ている状態を開口(開咬)と言います。
歯を噛み合わせて「に〜〜〜〜〜」って言ってみましょう。前歯に隙間が出来ている状態を開口と言います。オープンバイトとも言いますし、俗な言い方では「出っ歯」とも言います。
開口のデメリット
1−スマイルラインに問題が
笑顔を素敵にする要素の一つに歯並びがあります。キレイな歯並びを「スマイルライン」と言いますが、開口では前歯に隙間が開くために美的に「ちょっと・・・」となる事があります。特に横顔が残念なケースもあります。
2−アデノイド顔貌になる。
アデノイドとは鼻と咽の間にあるリンパ組織で、咽頭扁桃ともいいます。
これが極端に大きい状態を「アデノイド増殖症」と言います。鼻呼吸がやりにくくなり、口呼吸となります。イビキをかいたり、呼吸が止まることも。そしてアデノイド顔貌といって、何となく”しまりのない顔”になったりします。
- 顎にしわがよる。
- 口角が下がっていつも不機嫌そうな表情になったりする。
- 滑舌が悪い。噛みやすい。
3−段差がある。その部分はむし歯になりやすい。
4−臼歯の咬耗や損傷が早い。
前歯が咬み合っていない分の負担が臼歯にかかるため、臼歯の咬耗や損傷が早いようです。
5−前歯で切れない
前歯で食べ物を切って食べるという動作がやりにくくなります。麺類を食べるときなどつい食べすぎてしまう事もあります。
6−舌の位置がおかしく姿勢が悪くなる
開口の方は舌で前歯を押し続けていることが多いです。舌を置くスポットがあるのですが、そこに舌がきちんと収まっていないと姿勢が崩れやすく猫背になります。
7−口呼吸になりやすい。
ポカンと口を開けている事が多く見た目も悪い。また口呼吸は免疫力が低下します。