歯ぎしり対策はセルフチェックから
歯ぎしりには、「ギリギリ音を立ててこすり合わせるもの」「起きている状態でぐっと歯をくいしばるもの」「小刻みに歯をカチカチならすもの」の3つがあります。(詳しくは【知らないうちに「歯ぎしり」していませんか?】参照)
ギリギリ音を立てる歯ぎしりは寝ている間に無意識にしてしまうケースが多いため、自力で治すことはとても難しいと言われています。今回は、歯ぎしりを防ぐ方法をまとめました。
歯ぎしりを防ぐ方法
1.自分の癖を知る
ほおづえをしながらスマートフォンをいじるなど、特定の歯に負担をかける習慣はよくありません。意識をして自分の癖を見つけましょう。
2.リラックス方法を探す
歯ぎしりの要因になる過度の飲酒や喫煙はストレスからきているかもしれません。自分に合ったストレス発散方法やリラックス方法を見つけることができれば、歯ぎしりを軽減できる場合があります。
3.マウスピースで歯を守る
「ナイトガード」と呼ばれる、就寝時につけるマウスピースで歯を守るのも有効です。
市販のマウスピースは自分の歯の形に合わないことがあるため、かみ合わせが変わってしまい、治療が必要になる場合があります。歯科医に相談して自分に合ったマウスピースを作ることをおすすめします。
4.かみ合わせを整える
かみ合わせの悪さが歯ぎしりの原因になることがあります。また、詰め物やかぶせ物が合っていない場合もかみ合わせが悪くなりす。虫歯治療や矯正治療をすることで、歯ぎしりが止まることがあります。
歯ぎしりの根本治療は難しい
歯ぎしりの主な原因はストレスだと言われています。しかし、飲酒や喫煙、歯に負担をかける癖などでも引き起こされることがあるため、原因の特定と根本的な治療は難しいのが実情です。
ただ、放っておいたからといってよくなるものでもありません。
歯ぎしりは歯に大きな負担をかけています。早めに歯科医に相談し、自分に合ったマウスピースを作りましょう。マウスピースで歯を守りながら、自分の癖やリラックス方法を見つけ、ストレスの少ない生活を心がけることが歯ぎしりの軽減と予防につながります。