充実した保険制度
歯科医院での治療には「保険診療」と「自費診療」の2つに分けることができます。
国民全員が保険に加入する日本では、被保険者は健康保険によって治療費の一部が負担されますが、世界を見渡せば自費診療が中心となる国がほとんどです。
たとえば韓国では、コンポジット・レジンという白い樹脂で固める治療が20,000~30,000円ほどかかります。同じ治療を日本で受けると負担額は1000~1500円。価格は10分の1ほどです。
保険証を提示すれば、少ない負担額で多くの治療が受けられる日本。「健康保険」の制度がこれほど整っている国は他にないと言っても過言ではありません。
保険診療と自費診療
保険診療とは、保険医療機関(病院・診療所)に保険証を提出すれば、一部負担金を支払うことで診察や処置などの治療を受けることができる制度です。
条件によって負担額は異なりますが、一般的に窓口で支払う金額は3割。残りの7割は、個人または世帯主が加入する国民健康保険や健康保険組合が負担してくれます。
これに対して、保険が適用されず治療費の全額を自己負担するケースを「自費診療」と呼んでいます。
2つの診療の違いは?
保険診療では、治療に使用する使用する道具や薬剤が定められているため、治療に制限が生じます。
一方、自費診療ではそれらの制限が一切ありません。症状や希望に合わせて治療することができるので、選択肢は格段に広がります。
ナカイデンタルオフィスでは2016年10月に自費診療のみに切り替えました。治療の幅を広げて、来院者お一人おひとりの健康を考えた治療を提案したいと考えたからです。
自費診療のみで営業するクリニックはそれほど多くありません。通常は保険診療と自費診療の両方を採用しているのが一般的です。